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2008年 09月 25日
9/23(火)、お母さんと島根へ日帰りドライブに行ってきた。 石見あたりにでも行ってみようかね? なんとなく。 うちから石見銀山のある島根県大田市までは、 下道でずーっと日本海沿いの1本道。 高速がないので時間はかかるけど、山陰の日本海を ずっと望みながら走れる。 景勝地も点在していて、走っててなかなか楽しいのだ。 ―島根県浜田市 畳ヶ浦 このあたりの海岸は断層がたくさんあって、不思議な地形や 化石がいっぱい。 ―島根県大田市 琴ヶ浜 鳴き砂ビーチ。 昔、他の鳴き砂にいってがっかりしたことがあったけど、 ここの鳴き砂はほんとにちゃんと鳴くよ! はだしできゅっきゅっ、不思議なふみ心地。 さて、寄り道もほどほどに石見へ到着。 石見の世界遺産指定区域は大きく分けると 昔ながらの日本の街並みを残す「町並み地区」と、 無数の坑道が点在する「銀山地区」のふたつから成っている。 町並み地区はおばあちゃんちを思い出すような家が静かに ならんでいて、昔の日本をしのばせた。 昔ってやっぱりみんな縁側があったのね。 あこがれなんだよなぁ、縁側のあるおうち。 昔のおうちを生かしたおしゃれなカフェやお店なんかも ぽつぽつあって楽しい。 まだ観光地ずれしてない素朴さがいいかんじ。 そして銀山地区。 このあたりにはほんとに無数の坑道があるけれど、そのうち 一般公開されているのが「龍源寺間歩」。 (坑道のことを間歩-まぶ‐ と呼ぶ。) 龍源寺間歩に向かう散歩道の途中にも、よくみると 草に覆われて風化したたくさんの穴が! 「あ、ここにも!」「あそこにも!」 おかあさんと、宝探しみたいに 我先にと見つけあいっこ。 (上の写真の龍源寺間歩入口のよこにも、 小さい穴が ふたつあるのわかるかな!?) 龍源寺間歩の入り口は、前に立っただけで すでにひーんやり冷たい空気! 中は外より10℃くらい涼しい。 薄暗い 間歩の中をそろそろ進む。 観光用に照明がついているからいいけれど、これをろうそくをたよりに ノミで全て手彫りしていった当時のことを思うと、考えただけで気が遠くなる。 間歩の中には横にもたくさんの支脈が伸びているのだけど、 ここに大人ひとり入れるの!?ってくらい狭くて暗くて これを掘ってゆく鉱夫の気持ちになると 絶望的な思いがした。 昔の人は偉大だ。 今の日本を作ってきた皆々様、ありがとうございます。。。 鉱夫気分でちょっぴり滅入りながらここで感じたこと。 それは観光を進めていくことと、地元生活を守ることの両立の 難しさだった。 観光客が増えて地域が活性化するのは素晴らしいことだけど、 反面 町並み地区は、道沿いのおうちにも普通にみなさん住んでらっしゃって、 こんな静かな日々に観光客がどっさりおしよせたら たまったもんじゃないだろう。 世界遺産登録されたことで訪れる人も急増して、 バスやらのハード面の対応も大変みたい。 世界遺産という偉大な称号をゲットして、 観光による活性化を選んだ町の、発展途中の姿。 過疎化のはげしい山口県民としても、考えさせられることの多い一面を 見せてもらいました。 そんなこんなで、はい真面目タイム終了! 母子はよくばり! ちゃっかり次の場所へ大急ぎでぶいーんと車を走らせます★ その2に続く→→→
by amykiitos
| 2008-09-25 04:46
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