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2009年 11月 01日
またお墓にきて、太陽の下のカラフルにみとれる私達。 写真をとったりしつつ あるお墓の横を通り過ぎると、 昨日と同じように 「おいで!飲んでいきなー!」と強引に誘ってくれる ひときわ大きな集団が。 とってもフレンドリーな人たちで、ビールやらテキーラやらごはんやら 半ば強引にどんどんふるまってくれちゃうもんだから、 ちゃっかり居座って 一緒にわいわい。 メキシコ家庭料理うれしいな。 でも、この出会いの素晴らしさはこの後に待っていた。 ふだんならまったく英語の通じないメキシコ、でもこの日は幸運なことに 英語のしゃべれる若者が いてくれたのである。 この人たちは つい最近亡くなったばかりの 若い男の人のために集まっていた。 まだちっちゃい子供を3人残して、突然の事故死だったそう。 普通だったら そうそう立ち直れるような状況じゃない。 でもみんなの様子は そんなことを微塵も感じさせない お祭りさわぎ。 この明るさ、素敵だなぁと感心していたら、 英語をしゃべれる彼が教えてくれた。 「みんな心の中では本当は、今もとても悲しい。 だけどここにこうして集まっているのは故人がくれた機会だし 僕らは大好きな彼のためにこうして集まってる。 彼のために彼がくれたこの機会をみんなで最大に楽しむんだ、 それが彼も喜ぶあり方だから。 悲しい気持ちは 今はそれぞれが自分の心の中にしまって、 この時を最高に楽しむことが大事なんだ」と。 ・・・どんなに底抜けに明るくみえても、感じる悲しみは一緒なんだ。 どう自分の中で消化して、どんなふうに過ごしていくかが違うだけ。 でもそんなことを微塵も感じさせない、このしなやかな明るさときたらどうだろう。 本当はみんな今も すごく悲しい という言葉を聞いたあと、 みんなの この笑顔を見ていたら すっかり心打たれてしまって、 せっかく楽しく過ごしてる中 あたしが空気を壊しちゃいけないと思いつつも とめられずボロボロ、泣けてきてとまらなかった。 彼としゃべれなかったらあたしこの場面を見て、 さすがメキシコ人陽気だなぁいいなぁ、それだけで終わってた。 陽気なメキシコ人の姿だけじゃなくて、その内側も垣間見せてもらえた 今日の出会いに本当に感謝。 結局彼らとはその後 おうちにもご招待してもらって夜おそくまで一緒に過ごし、 翌日もまたここにきて一緒に過ごすことになった。 遊びに来てくれてありがとう。こちら1クリックもどうぞよろしくね☆ #
by amykiitos
| 2009-11-01 13:10
| メキシコ
2009年 10月 31日
言葉を失いながら ひとつひとつお墓を眺めていく。 だんだん心が落ち着いてきたころに もうひとつ気がついたこと。 お墓を囲む家族たちは、なんてあったかい目でお墓を眺めてるんだろう。 おばあちゃんから小さな子供まで みんなで集まって、 いっぱい食べ物やお酒をもって集まって、 お墓の囲んで 笑いあいながら 楽しげに一晩を過ごしている。 はじめは 好奇心まるだしで観光客がお墓に行っていいのかな、という戸惑いがあった。 でも、いろんなお墓の前を通るたびに 「おいでよ、1杯飲んでいきな!」 「ほら見ていって、うちのお墓すてきでしょ」 こんな調子で いっぱい声をかけられる。 そのたんびについついおしゃべりしてはお酒(しかもテキーラ!)を もらっちゃうもんだから、 途中からは、これ以上飲んだらあぶない!と すすめられるテキーラをうまくかわすのに一苦労。 音楽演奏の一団までいて、各お墓をまわっては陽気な音楽を奏でてる。 あちこちで 楽しげな笑い声があがってる。 いいなぁ、こんな楽しいお墓参り。 自分が死んだあと、お墓参りにきてくれた人たちが こんなふうに楽しく過ごしてくれたら最高だ。 死に対する弔い方が、国によってこうも違うなんて。 あたし今まで死とかお墓とか そういうものには 暗いイメージしか 持てていなかったけど、 こんな楽しい過ごし方もできるんだ。 そんなことを思いつつメキシコ人としゃべったり うっとりしたり 物思いにふけったりしていたら、一晩はあっというまに過ぎていった。 しらじら明るくなってきた空の下、お花の色がはっきり見えてきて これもまた美しい。 昼間の太陽の下で カラフルな花に囲まれてるところも めっちゃきれいに違いない!と、 いったん宿に戻って仮眠したあと 昼間にまたここに来ることにした私達。 墓地滞在時間、地元のメキシコ人にも負けない自信あり。 遊びに来てくれてありがとう。こちら1クリックもどうぞよろしくね☆ #
by amykiitos
| 2009-10-31 23:58
| メキシコ
2009年 10月 31日
日本人宿のオーナーさん引率で、 夜のお墓見学にみんなで行くことになった。 日本のお盆みたいな静かな様子を想像していたら、 到着したその場所は なんとまぁ お祭状態。 食べ物や かわいいガイコツグッズを売る屋台がずらっと並んで、 たくさんの人でおおにぎわい! なんだこれは、墓参りのイメージとかけ離れてるぞ、と 心を躍らせながら人ごみの中を歩き、お墓に到着して 息をのんだ。 こんなきれいなお墓、見たことない。 これでもかと たっぷり供えられた たっくさんの花に、 あたりを埋め尽くす無数のキャンドル。 夜にともるオレンジ色の光が、泣けてくるほどに幻想的。 だめだ、みんなサクサク見て回ってるけど いっこいっこに目を奪われて全然先に進めない。 オーナーさん「小一時間くらい見たら帰りますよー」って言ってたけど、 無理だよこんなの 1時間じゃ帰れないよー! バスもタクシーもなくなるの分かってるけど・・・帰りたくない。。。と思ってたら、 なんとnicoちゃんも「朝までいようかな」と。 持つべきものは価値観の合うお友達だ!!! 2人いれば墓場オールナイトもこわくない!! そんなわけで「朝までここに残ります」 と ツアー離脱宣言をし、 本気で朝まで墓で過ごした 我ら2人だったのでありました。 遊びに来てくれてありがとう。こちら1クリックもどうぞよろしくね☆ #
by amykiitos
| 2009-10-31 23:53
| メキシコ
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